食べても、食べても、お腹が空く
2017.08.05 17:42|摂食障害と栄養失調|
マチルダです。
摂食障害になって、16年になります。
過食嘔吐を繰り返し、28kgまでストーンと体重が落ちました。
昨日の記事で、私の過食嘔吐のやり方と、
食べても、食べても、満たされない。
食べても、食べても、お腹がすく。
ということを書きました。
「お腹がすく」 って、どういうことなんでしょう?
そのメカニズムを考えたいと思います。
食べても食べても、お腹が空いている、
気がする? いえ、本当に空いている。
こんなことは、良くあります。
だから、過食もするし、過食嘔吐もする。
それに、結構、周りの人たちも、皆、良く食べていますよね?
一日三食、プラス午前と午後の おやつタイム、夜のデザートタイム。
皆、1日中、お腹空くの?
でも、あまり食べずに過ごしている人もいますね。
食べないのに、ハードに動いている人。
どうなっているのでしょう?
少し前まで、「お腹が空くのは、低血糖になっているから」 だと思っていました。
脳の視床下部にある、摂食中枢と満腹中枢のお話。
食事をする
↓
血液中のブドウ糖濃度が上がる
↓
満腹中枢に伝わり、満腹を感じる
エネルギーを消費する
↓
血液中のブドウ糖濃度が下がる
↓
身体に蓄えていた脂肪を分解してエネルギーを作り出す
↓
血液中の遊離脂肪酸が増える
↓
摂食中枢に伝わり、空腹を感じる
でも、これが正しいとすると、糖尿病で血糖値コントロールがうまくできていない人は
お腹が空かないことになってしまいます。
なので、「お腹が空くのは、低血糖になっているから 」 というのは、
間違っていますよね。
そして、「お腹空くのは、胃が空っぽになるから」 という話。
これも、考えてみれば、違うことがわかります。
内視鏡で見れば、よくわかるそうです。
肉を食べた1時間後、肉はすっかり消化されて胃は空っぽになるそうです。
糖質を食べると、3時間後でも、まだ胃の中に残っているそうです。
それなのに、肉を食べた後はお腹が空かず、
糖質を食べた後は、すぐお腹が空きます。
この感覚は、とてもよくわかります。
というわけで、「お腹が空くのは、胃が空っぽになるから」 は、違うことがわかります。
結論。
お腹が空くのは、ATP不足になるからです。
ATPとは、アデノシン三リン酸 のこと。
食事から摂った糖、脂肪は、ATPという分子に変換され、
エネルギーとして利用されます。
食べた脂肪が、そのまま内臓脂肪や皮下脂肪に組み込まれるわけではないですよ。
口から入った食べ物は、消化酵素によって小さな分子に分解されて、
小腸などから血液へ吸収されます。
そして、血流にのって肝臓へ届き、全身へ運ばれます。
それぞれの栄養素は、細胞内で分解や酸化反応が起き、
エネルギーに変換されたり、細胞を作る材料になります。
藤川徳美先生の著書 うつ・パニックは「鉄」 不足が原因だった
の中で、このことが書かれています。
「過食症の人は、意志が弱くてたくさん食べてしまうのではありません。
単に ATP が不足しているだけなのです。」
とても納得しますし、勉強になります。
私たちの活動に必要なエネルギーは、ATPなのです。
お腹が空くのは、ATP不足です。
ランキング参加してます!




摂食障害になって、16年になります。
過食嘔吐を繰り返し、28kgまでストーンと体重が落ちました。
昨日の記事で、私の過食嘔吐のやり方と、
食べても、食べても、満たされない。
食べても、食べても、お腹がすく。
ということを書きました。
「お腹がすく」 って、どういうことなんでしょう?
そのメカニズムを考えたいと思います。
食べても食べても、お腹が空いている、
気がする? いえ、本当に空いている。
こんなことは、良くあります。
だから、過食もするし、過食嘔吐もする。
それに、結構、周りの人たちも、皆、良く食べていますよね?
一日三食、プラス午前と午後の おやつタイム、夜のデザートタイム。
皆、1日中、お腹空くの?
でも、あまり食べずに過ごしている人もいますね。
食べないのに、ハードに動いている人。
どうなっているのでしょう?
少し前まで、「お腹が空くのは、低血糖になっているから」 だと思っていました。
脳の視床下部にある、摂食中枢と満腹中枢のお話。
食事をする
↓
血液中のブドウ糖濃度が上がる
↓
満腹中枢に伝わり、満腹を感じる
エネルギーを消費する
↓
血液中のブドウ糖濃度が下がる
↓
身体に蓄えていた脂肪を分解してエネルギーを作り出す
↓
血液中の遊離脂肪酸が増える
↓
摂食中枢に伝わり、空腹を感じる
でも、これが正しいとすると、糖尿病で血糖値コントロールがうまくできていない人は
お腹が空かないことになってしまいます。
なので、「お腹が空くのは、低血糖になっているから 」 というのは、
間違っていますよね。
そして、「お腹空くのは、胃が空っぽになるから」 という話。
これも、考えてみれば、違うことがわかります。
内視鏡で見れば、よくわかるそうです。
肉を食べた1時間後、肉はすっかり消化されて胃は空っぽになるそうです。
糖質を食べると、3時間後でも、まだ胃の中に残っているそうです。
それなのに、肉を食べた後はお腹が空かず、
糖質を食べた後は、すぐお腹が空きます。
この感覚は、とてもよくわかります。
というわけで、「お腹が空くのは、胃が空っぽになるから」 は、違うことがわかります。
結論。
お腹が空くのは、ATP不足になるからです。
ATPとは、アデノシン三リン酸 のこと。
食事から摂った糖、脂肪は、ATPという分子に変換され、
エネルギーとして利用されます。
食べた脂肪が、そのまま内臓脂肪や皮下脂肪に組み込まれるわけではないですよ。
口から入った食べ物は、消化酵素によって小さな分子に分解されて、
小腸などから血液へ吸収されます。
そして、血流にのって肝臓へ届き、全身へ運ばれます。
それぞれの栄養素は、細胞内で分解や酸化反応が起き、
エネルギーに変換されたり、細胞を作る材料になります。
藤川徳美先生の著書 うつ・パニックは「鉄」 不足が原因だった
の中で、このことが書かれています。
「過食症の人は、意志が弱くてたくさん食べてしまうのではありません。
単に ATP が不足しているだけなのです。」
とても納得しますし、勉強になります。
私たちの活動に必要なエネルギーは、ATPなのです。
お腹が空くのは、ATP不足です。
ランキング参加してます!



